症例一覧

中学時代に入れた前歯が年々変色してきて、人目を気にして笑うことが出来ないとおっしゃってました。

※Quintessence of Dental Technology 2018 Vol.43 雑誌掲載

治療前

古いレジン前装冠(銀歯と樹脂の差し歯)が変色しており、中の土台に金属が使用されているため、歯の根が黒く変色している状態でした。

レジン前装冠と金属製の土台除去時

レジン前装冠と金属製の土台を除去した状態です。腐食した土台の金属イオンが歯の根に沈着し、黒く変色を起こしている状態でした。歯茎の厚みは1mm程度しかないため、内部にある歯の根が黒いと歯茎の中を色が透過してより暗く見えてしまいます。

除去した金属製の土台

土台の金属は、被せ物の隙間から侵入した唾液などにより腐食した状態でした。

腐食劣化のないファイバー製の土台にやり変えた状態

金属イオンが強く沈着してしまった部分を可能な限り除去し、腐食劣化のないファイバー製の土台にやり変えました。

治療後

ジルコニアセラミッククラウン装着時の写真です。歯の根の変色を極力見えないようにカバーし、他の天然の歯と調和をとり、綺麗に馴染んでいるのがわかります。

セラミック治療で一番難しいとされているのは、実は1本だけの症例と言われています。天然の歯の中に1本だけ人工物を入れ、周りの歯と調和をさせ完璧に模倣しないと、すぐに人工物だと分かってしまいます。当院では、1本の症例から、多数歯のセラミック症例まで幅広く様々な症例に対応可能です。

年代・性別30代女性
主訴見た目がきになる
治療内容右上前歯をセラミッククラウンで治療を行いました。
費用セラミッククラウン18万(前歯で差し歯と全く分からないような仕上げ仕様)
期間3ヶ月
リスク・副作用仮歯の段階で様々な調整や確認を行なって治療している為、少し治療期間が長くなっています。

YASU DENTAL CLINIC

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監修者情報

松井 泰隆  YASU DENTAL CLINIC 院長

東京歯科大学を卒業後、京都大学医学部附属病院で口腔外科を学び、その後審美歯科やインプラント治療を行う医療法人に勤務し分院長などを歴任。

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